火曜日, 3月 29, 2005

大地震、英研究グループが警告していた

インドネシア・スマトラ島沖で28日起きた地震について、英国の研究グループが3月17日付の英科学誌「ネイチャー」で、「マグニチュード(M)7?7・5の地震発生が迫っている」と警告していた。
 警告していたのは英アルスター大学のグループ。「昨年12月の地震によって、震源に近かったスマトラ島北西沖の断層が大きく滑ったため、南隣の動いていない地域との境目に大きなひずみが蓄積し、危険な状態になっている」と主張していたが、今回の震源は指摘された危険地帯とほぼ重なっていた。
 境目以南には1833年、1861年にそれぞれ巨大地震を起こした断層が並んでいる。研究グループでは、隣り合うプレート(岩板)で地震が連続して起こった事例を挙げ、今回の“双子地震”発生を示唆していた。
 その1例として日本の南海地震と東海・東南海地震も紹介、「同時もしくは5年以内に続いて起きる形を繰り返してきた」と紹介している。
 こうした特徴を踏まえ、日本の研究者も「今回の地震のさらに南側で今後、続いて大きな地震が起こる恐れがある」と注意を呼びかけている。
 建築研究所(茨城県つくば市)の八木勇治研究員は「今回動いた断層は前回の地震と重なっておらず、余震ではなく『双子地震』」といい、今回の地震の影響については「今回の南側にある断層にひずみを与えたはずで、この地域で新たな地震が起こる可能性もある。監視や防災対策を強化する必要がある」と話す。

読売新聞